
――アフタースクールで保護者連絡ツールの導入を検討されたきっかけや、当時の課題について教えてください。
一番の課題は、子どもたちの出欠状況の把握でした。学校側でもアフタースクールの出欠状況を把握するにあたり、以前は担任の先生が紙の連絡帳から手作業で一つ一つ出欠情報を集計していました。これが毎日、クラス全員分あり、先生方にとって大きな負担となっていました。また、保護者とのコミュニケーション手段も分散していました。通常のお知らせは文書を郵送するかアフタースクールで直接配布。緊急時の連絡には専用の連絡ツールを利用し、欠席連絡は小学校には連絡帳で行い、アフタースクールには電話で行うといった具合で、情報の管理が煩雑になっていました。こうした問題を一挙に解決し、業務を効率化するためにツールの導入を検討し始めました。
――数あるツールの中で、tetoruを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
市内の学校で既にtetoruが導入されていたことが決め手でした。学校とアフタースクール、そして保護者の利用するツールをすべて統一することで、お互いに利便性向上のメリットがあると考えました。
――導入決定までのスケジュールや、導入にあたってのハードルはありましたか?
令和5年5月頃から検討を開始し、7月~9月に学校及びアフタースクールの職員向け説明会を実施。9月の契約を経て10月から利用を開始しました。
当初は、新しい取り組みなので理解を得られるか、また、利用方法を正しく理解してもらえるかといった不安もありましたが、学校やアフタースクールの職員に対して対面で操作方法を説明する機会を設けることで、スムーズに理解を得ることができました。――実際に導入してみて、どのような変化がありましたか?
保護者からの欠席連絡をアプリで受け取れるようになったため、以前のような連絡帳や電話で一人一人の出欠を確認し集計するといった負担がなくなりました。保護者からの連絡がない場合アフタースクール側から電話をかけて出欠を確認するのですが、小学校でも普段からtetoruを使っているからか、欠席連絡が来ていないというケースがそもそも減りました。
少人数の職員で全体の状況をリアルタイムに確認できるためとても助かっており、特に便利なのが学校へ子どもたちをお迎えに行く際です。移動中でも手元のスマートフォンから最新の欠席状況が確認できるため、子どもたちの受け入れと重なる忙しい時間帯に職員間でやりとりをする必要もなくなり、大変便利に感じています。
また、連絡配信機能を活用して、重要なお知らせを保護者の方に直接、そして速やかにお届けすることができるようになりました。例えば天候不良時等の緊急時のお知らせや、必ず見ていただきたい翌年度の入所申込のご案内などです。小学校と同じツールを使っているので、保護者の方にとっても「子どもに関する大事な連絡はtetoruに集約されている」という点が便利に感じていただけているのではないでしょうか。その分、アフタースクールからの発信は重要なものに絞り、大事な連絡が埋もれないような工夫もしています。
――今後、tetoruを活用してどのような施設運営を目指していきたいですか?
tetoruを導入したことで業務の負担が減っただけではなく、子どもたちが来所する前にその日の正確な欠席人数が分かるようになったため、事前に保育の計画を立てやすくなりました。これまで電話対応や事務的なやり取りに割かれていた時間を、子どもたちのために還元することができています。これからも加東市では、アフタースクールの目的である「子どもたちの健全な育成」に向けて、よりよい保育を提供できるよう日々の環境づくりに取り組んでまいります。