導入事例

推進校デモから市全体へ
保護者連絡のDXで印刷コスト削減と朝の忙しさ解消
を実現

※こちらの内容は取材時2023年12月のものです。

亀岡市教育委員会
tetoru導入検討メンバー様

亀岡市は、学校現場における働き方改革の中で、より効率的に業務を進める必要性を認識し、同時に保護者と学校間のコミュニケーションの円滑化の重要性も見据えながら、教育委員会の教育総務課と学校教育課、みらい教育リサーチセンター及び市長部局の情報政策課が連携し、連絡のペーパーレス化などDXを2023年から推進しています。


tetoru導入の背景を教えてください。

亀岡市が保護者連絡のDXを進めた背景には主に2つの理由があります。

まず、働き方改革が進展する中で、学校の先生方は非常に多忙なスケジュールをこなしています。特に紙媒体を取り扱う業務では、仕分けや配布などに手間と時間がかかります。この手間を軽減し、子どもたちと向き合う時間を増やすため、学校現場のペーパーレス化を実現することが必要でした。

さらに、保護者の視点からも、学校と家庭がよりスムーズに情報連携できる方法を模索する必要がありました。例えば、紙媒体(配布プリント等)の場合、学校からのお知らせが生徒のカバンに埋もれ、保護者に必要な情報が行き届かないことがあります。このような課題をデジタル化によって解決できないか検討を重ねてきました。

保護者と学校間のコミュニケーションを円滑にすることは、先生方の働き方改革を促進するだけでなく、保護者の利便性向上につながるため、保護者連絡のDXを進めました。

tetoru導入の決め手を教えて下さい。

新しい連絡ツールを選定する際には、複数のサービスと比較し、最終的にtetoruを選ぶに至りました。

ツール選定の基準としては以下の4つの条件を満たすものを探していました。

1.機能が無償で提供されること

2.操作がわかりやすく、直感的で簡単であること

3.保護者のことを考えスマホで扱えるツールであること

4.他の自治体での実績があること。

これらの条件を踏まえ、tetoruが最も適していると判断し、最終的な採択となりました

導入を決めてから使い始めるまでに工夫したことを教えてください。

教育委員会でtetoruの導入を決定後、まず推進校として応募した9校(小学校8+中学校1)でテスト運用を実施しました。

テスト期間にtetoruを活用した推進校では、先生方からは印刷や仕分けなどの業務及び紙・インク代の節減、時間の有効活用化の達成が成果として挙げられ、また、保護者からは朝の忙しい時間の効率化の実現や、資料がカラーで見やすくなったことを肯定的にとらえる声が上がりました。

推進校の取り組みによって導入効果が認められたことから、推進校を含め、全校の教頭及び担当の先生を対象としたレクチャー等のステップを経て、2024年1月22日から、市内の全小・中・義務教育学校でのシステム導入となりました。

今後の展望を教えて下さい。

DXを推進することで、校務の効率化が図られ、このことによって児童生徒に関わっていく時間が増し、教育効果を高めていくことを目指しています。

先生と子どもが良い関係を築くことが教育の要だと思っているので、その時間とエネルギーの創出を期待しています。

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