導入事例

毎月500枚分の請求書のペーパーレス化と業務削減を実現し、子どもたちのための業務に専念。写真や動画を活用した連絡配信で、保護者からも「保育の様子が分かりやすくなった」と好評。

※こちらの内容は取材時2025年9月のものです。

株式会社がくどう舎
代表取締役 関根 利和様

株式会社がくどう舎では、職員の集金業務の効率化を目的に、tetoruの集金機能を児童クラブ8施設に導入しました。本記事では、児童クラブでの具体的な活用事例、そして実際に得られた効果について詳しく紹介します。
(取材対応:グループマネージャー 光村様)

毎日20~30分の電話での欠席連絡対応、毎月400~500枚発行する請求書。欠席連絡の簡略化と請求書のペーパーレス化を目指し、システム導入を検討。

――tetoruを導入するに至った背景をお伺いできますか?

導入の一番の目的は、保護者との連絡手段を簡略化することでした。特に、電話での欠席連絡に大きな課題を感じていました。弊社は35名から90名規模の児童クラブを8つ運営していますが、特に人数の多い施設だと欠席連絡の電話だけで1日20分から30分も時間を取られてしまいます。中には職員が小学校まで児童を迎えに行く施設もあるため、欠席連絡の受付時間を過ぎてから電話が入ると、施設と迎えに行った職員との間で確認のやりとりが発生します。ただでさえ児童の受け入れ準備で慌ただしい時間帯なので負担に感じていました。

加えて、保護者への利用料の請求をペーパーレス化したいという目的もありました。利用料の集金は毎月発生するため、各施設、数十世帯分の請求書を全員分印刷して封筒に詰めて配布する作業は大きな負担でした。また、元々インターネットバンキングを活用した口座振替を行っていましたが、年度末には次年度の新1年生の保護者から口座振替依頼書を回収し、CSVファイルに3~4時間かけて口座情報を手入力する必要がありました。最終的に銀行に口座振替依頼書を持ち込むのですが、印鑑相違やフリガナ不明瞭などで約1割が差し戻され、再度保護者に記入を依頼して…というやり取りで、不備解消までに毎年数週間かかってしまっていました。

小学校ですでに活用されていたtetoru。保護者のアプリインストール率も高く、学童でも「普段から使い慣れたアプリを」と考え、全8施設で導入。

――現状の課題を受けて、tetoruの導入はどのように決められたのでしょうか?

昨年(2024年)の11月頃からツール導入の検討を始め、そのタイミングでtetoruに集金機能ができることを知ったため、オンラインでの説明を希望しました。他にも3社ほど比較検討しましたが、tetoruを選んだ最大の理由は、所沢市内の小学校ですでにtetoruが導入されており、保護者のアプリインストール率が非常に高かったことです。これであればインストールの声がけから始める必要はないですし、保護者の方も普段使っているアプリなので使いやすいだろうと思いました。また、他社のシステムは、欲しい機能以上に多くの機能が付いていたり、その分費用が高額だったりする点が課題でした。その点tetoruは必要な機能に絞られており、コストを安く抑えられることも決め手になりました。

導入はまず、8施設のうち定員が多い4施設で2025年4月から開始し、今では残りの4施設も含めた全施設でtetoruを活用しています。

保育の様子をカラー写真や動画で配信。『表情がよく分かる』と保護者から安心の声

保護者への夏休み風景のお知らせ配布(プライバシー保護のため、一部画像を加工しています。)

――導入後、具体的にどのような場面でtetoruを活用されていますか?

毎日の欠席連絡、毎月の利用料の集金、あとは、今までできなかった画像やPDF送信も活用しながら、保護者の方に以下のようなご連絡を配信しています。

  • 保育の様子: PDFで保育の様子を写真付きで保護者に配信しています。以前はコスト面から白黒印刷でプリント配布していましたが、カラーで配信できるようになったため、子どもたちの表情や様子が保護者に伝わりやすくなりました。また、保育の様子を撮影した動画のURLを貼り付けることで、保護者はそのままスマホで動画を閲覧することができるようになったことも好評でした。
  • 行政からの配布物: 市の青少年課から保護者への配布を依頼されたプリントも、そのままPDFデータで送信でき、印刷の手間と費用が不要になりました。
  • 緊急連絡: 台風などの天候不良時の施設の開設状況や、予定変更などを一斉配信で速やかに共有しています。
  • 個別連絡: お弁当を忘れた子や、お休み連絡がなかったご家庭などへは、個別連絡機能を利用して個々にメッセージを送っています。
     

施設職員から保護者への落とし物のご連絡

欠席連絡や請求通知のデジタル化を通じ、職員が本来やるべき「子どもたちのための業務」に専念できる環境を実現。より、「子ども中心」の施設運営へ。

――導入効果としてはいかがですか?

保護者、職員双方から、「欠席連絡が楽になった」という声をもらっています。tetoruでは、当日だけではなく何日も先の欠席連絡を登録することができるので、保護者の方も予め分かっている欠席などは気が付いたタイミングで登録しておくことができます。コメントも登録できるので、職員がわざわざ電話をかけなくても状況が把握できるようになり、コミュニケーションがスムーズになりました。また、職員が小学校にお迎えに行ったタイミングで入れ違いで欠席連絡があった場合も、スマホを持っていれば出先でもweb上で欠席連絡が確認できるので、職員同士で電話でやりとりをし合うこともなくなり、大変楽になりました。

もう一つ、職員目線からすると、連絡配信したものの既読確認ができるのも助かっています。申込期限があるものなどは、未読の保護者を確認して個別に連絡を入れるなど、円滑に業務を進める手助けになっています。

保護者への連絡配信履歴で既読確認が行えます

――集金についてはどうですか?

集金業務も大きく改善されました。保護者への請求通知は、引き落とし日や金額だけではなく、利用料や延長料金、おやつ代などの費目ごとの内訳も自動でアプリに届くため、元々の目的であったペーパーレス化を実現できました。振替不能時の通知も保護者に自動で届くので、督促状を作成したり封入したりする負担がなく、何も作業しなくていいのかと不安になるくらいです(笑)。保護者の口座登録についても、施設側で用紙を回収したり口座情報を打ち込んだりする必要がなくなったので、ただでさえ忙しい年度当初の業務負担軽減に繋がっています。

――今後、tetoruの活用についてどのように考えていますか?

tetoruによって連絡業務や事務作業の負担が大幅に軽減された分、子どもたちに対して今後どのような取り組みをしていくとよさそうか、といった話し合いに多く時間が割けるようになりました。保育教材の準備にも十分時間がとれるようになり、本来の業務に集中できています。これからも業務の効率化を通じて、子どもたちがより楽しめる環境を整えていきたいと思います。

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